魚の剥製・標本 迫力満点200種類 あづみの公園堀金・穂高地区で展示 小川貴光さん出品 中学生も
2025/08/14
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魚類約200種の剥製と標本300点以上を展示する「魚魚展」(実行委員会主催)が31日まで、安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で開かれている。サメやリュウグウノツカイなど人気の魚をはじめ、希少な深海魚や大型の海水魚が並んでいる。
太古のサメの特徴を残し、映画「シン・ゴジラ」のモデルと言われるラブカをはじめ、サメは20種類以上が並ぶ。3メートル以上のクロマグロやクロカジキも迫力満点だ。魚の水分と脂肪分を合成樹脂に置き換える技術・プラスティネーションを使い、生きているような質感で保存したシャチブリやサメの赤ちゃんなどは触ることができる。
実行委員長で魚類剥製作家の小川貴光さん(59)=松本市笹賀=の作品を中心に、小川さんに技術を学ぶ鎌田中学校2年生・宮下孔伽さん(13)の作品も展示。穂高西中学校1年生・小林昊誠さん(13)の古代魚研究の成果など、全国の魚好きな子どもたちの研究発表も見られる。小川さんは「普段は海の中にいる魚たちをじっくりと観察して楽しみ、魚好きな子どもたちが増えてくれたら」と話している。
入場料500円(未就学児は無料)で、公園の入場料が別途必要。
