今が旬! トウモロコシ 木曽郡内産地 高原の恵み求め にぎわう
2025/08/14
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木曽郡内各地で、トウモロコシの出荷が最盛期を迎えている。昼夜の寒暖差が育む濃厚な甘みと、ぷっくりとした黄色い粒は、まさに高原の恵み。各産地は「うちの味が一番」と自信を見せ、直売所や道の駅の店頭には、旬の味覚を求める人々が訪れ、にぎわいを見せている。
開田高原(木曽町)西野地区に住む加村金正さんが、末川地区の国道361号沿いに開設する直売所には13日、人気品種のグラビスが並んだ。無農薬で200本のみ栽培している白いトウモロコシのホイップコーンは「生で食べられます」とうたい、注目を集めていた。
標高1100~1200メートルの高地で育つ「開田ブランド」は、市場にはほとんど出回らない〝幻の味〟として知られている。暑い夏ほど寒暖差が大きくなるといい、販売を担当する池戸悟さんは「今年は甘さが際立つ」と太鼓判を押す。
午前9時の開店を前に列ができる盛況ぶりで、京都市から家族4人で訪れた会社員の男性(39)は「親戚も楽しみに待ってくれています」と20本を購入。「開田で楽しんだ夏休みのお土産で車のトランクルームは満杯です」と笑顔を見せた。
