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2025年

OMF開幕 楽都彩る 初日は若手の室内楽

2025/08/13
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 松本の夏を音楽で彩る国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)が11日、開幕した。国内外の若手の歌手とピアニストが2人一組でドイツ歌曲を披露する「OMF室内楽勉強会~リートデュオ・リサイタル」が松本市音楽文化ホールで開かれ、伸びやかなハーモニーを響かせた。
 日本、中国、ドイツ、オーストリア出身の22~40歳の6組12人が出演。リート(ドイツ歌曲)の第一人者の白井光子さんから指導を受けた成果を発表した。歌曲の世界を、ソプラノやバリトンの歌声とピアノの演奏が語り合うように表現し、観客約300人が聞き入った。白井さんも最後に舞台に立ち「1週間勉強できる時間があるのは幸せなこと。小澤(征爾)さんが続けてきてくれたから」とOMF永世総監督の小澤さんに感謝を示した。
 千曲市の女性(72)は「歌曲を生で聞いたことがなかったのでよかった」と話した。出演した国立音楽大学大学院1年で、ソプラノの歌声を披露した鯨日和さん(22)は「テクニックにとらわれていたが、詩の世界を表現することの大切さを教えてもらった」と話していた。

歌手とピアニストが伸びやかなハーモニーを披露したリサイタル

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