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2025年

11日に開幕のOMF 指揮者の沖澤のどかさんがオペラ解説

2025/08/11
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 11日に松本市で開幕する国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で上演されるオペラ「夏の夜の夢」を見どころを語る会が10日、県3のあがたの森文化会館で開かれた。同オペラで指揮を務めるOMF首席客演指揮者・沖澤のどかさん(38)が演奏される楽器の音をキーボードで再現しながら、魅力を語った。
 約150人が聞き入った。沖澤さんは、恋の魔法がかけられた場面で演奏する、鍵盤楽器チェレスタの鈴のような音色を聴かせ「ちょっと不思議な感じ」と紹介。「ひと声聴くとびっくりするほど素晴らしい」というカウンターテナーの歌手が担う部分も沖澤さんが歌い、幻想的な場面を想像させた。「分析するのではなく直感で浴びるように聴いて。喜劇なので笑ってほしい」と呼び掛けた。
 演出・衣装・装置を手掛けるロラン・ペリーさん(62)も登壇し「舞台上で自然を人工的に見せるのが嫌い。森をつくらずに、森を想像させる舞台設定を創り上げた」などと語った。安曇野市の中西啓介さん(45)は「いろいろ聞けて本番が楽しみ」と話した。

演奏されるメロディーをキーボードで弾きながら紹介する沖澤さん
演奏されるメロディーをキーボードで弾きながら紹介する沖澤さん

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