目指せゲーム王！子供が熱戦　都市大塩尻高校ｅスポーツ部が企画運営

　東京都市大学塩尻高校（塩尻市）のｅスポーツ部が企画運営し、小学校中学年から高校生を対象に行うコンピューターゲーム大会「ＴＣＵ最強祭２０２５～ゲーム王決定戦」が９日、塩尻市大門一番町の地域ＤＸセンター・コア塩尻で開かれた。２０人が出場し、一日をかけて優勝を争った。
　人気ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズＳＰＥＣＩＡＬ」を、１対１の対戦でプレーした。１人が５試合に臨む予選会で、試合結果に応じて獲得できる「星」の数で順位を決め、上位８人と敗者復活の２人が決勝トーナメントに進んだ。
　予選会の初戦で勝った同市の洗馬小学校６年生・滝沢陽太君は「いろいろな人とできるのが楽しい。練習よりもいいプレーができた」と話した。
　ｅスポーツ部員が、ゲームを行う場所でプレーを取り仕切ったり、実況のアナウンスに当たったりした。ゲームの選定や大会形式の検討もした。橋本悠宏部長＝３年＝は「ゲームは、練習をすれば子供でも大人に勝てる。年齢にかかわらず一緒に、わいわいと楽しむことで、コミュニティーを広げたい」と話した。
　大会参加者以外がプレーできるフリー対戦スペースも設けた。ゲーム実況系ユーチューバーのグリンカッツさんをゲストに迎え、優勝者らとのエキシビションマッチなどを行った。
　同校と同市振興公社が共催する同趣旨の大会は、３月に続いて２回目となった。