収穫前のスイカ６００個盗まれる　松本市和田の畑から

　９日午前７時ころ、松本市内の農家関係者から「畑のスイカがなくなっている」などと１１０番通報があった。現場は和田の波田地区境で、松本署が調べたところ、収穫前のスイカ約６００個（約１２０万円相当）が盗まれていた。同署が盗難事件として調べている。
　同署によると、農家関係者が農作業を終えた８日午前１１時ころから、作業のために畑を訪れた翌９日の午前６時半ころまでの間に被害に遭った。ほかの畑への被害は同日現在、確認されていない。畑は道路に面しており、スイカは車に積んで持ち去った可能性がある。
　現場一帯はスイカの産地で、複数のスイカ農家によると、これほど大量の盗難被害は「聞いたことがない」と話す。６００個は２トントラック３台ほどの量に及ぶという。
　松本署は生産者に対し、防犯カメラの設置や、不審車両を目撃した際のナンバーチェックなどの被害防止対策を呼び掛けている。