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2025年

松本・辰巳の御庭を市民が清掃 新たな管理の形探る

2025/08/09
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 松本市中心街の緑町にある辰巳の御庭(大手4)で8日、市民や市職員が清掃活動をした。町会の高齢化で維持管理が課題となる中、広場を利用する市民が参加し、新たな管理の形を探った。
 任意団体の「コモンズアクションマツモト」(安井奈緒子代表)が呼び掛け、緑町町会の協力を得て活動した。同団体の4人に、市職員6人も加わった。湧水が流れる水路をデッキブラシや金だわしでこすり、藻や落ち葉を取り除いた。
 昨年までは町会住民が月に1度、6~7人で清掃し、4班の当番制で回していた。今年は住民の都合が付かなかったり、猛暑に見舞われたりしたため、北原嗣正町会長(75)が2~3日に1回、一人で清掃をしていた。
 辰巳の御庭をよく利用するという安井さんは、普段から管理の状況を気にかけていた。「みんなでやれば知恵が出るし、活動すると見えることがある」と話し、団体を立ち上げて活動を始めた。今後、WEBカメラやAI(人工知能)による汚れ感知システムの構築も検討しているという。
 北原町会長は「市民が関心を持ち気軽に清掃できる環境がつくれるといい」と話していた。
 清掃活動は23日も行う。問い合わせは安井さん(電話090・4670・4333)へ。


辰巳の御庭を清掃する安井さん(右)ら

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