松商、11日に岡山学芸館と初戦 両チームの監督が対談
2025/08/09
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第107回全国高校野球選手権大会に出場する松商学園は、大会7日目の11日に岡山学芸館(岡山)と対戦する。松商学園の松宗勝監督(45)と、岡山学芸館の佐藤貴博監督(42)が、甲子園球場の銀傘の下で対談した。ともに主戦左腕を柱に守備からリズムをつくるチームで、プレースタイルに共通点が多い。両監督は1点を争う接戦を予想し、健闘を誓い合った。

―対戦校の印象は。
佐藤監督 非常に守りが堅く、7試合無失策としっかりした野球ができている。
松宗監督 攻守ともに選手一人一人がチームでの役割に徹している印象。昨夏の甲子園経験者もおり、力のあるチームだ。
―対戦校で警戒している選手は。
佐藤監督 特に投手。お互いに投手陣の出来が鍵になると思う。
松宗監督 主戦投手はもちろん、打線に力強さがある。勝負どころで振れる力がある上位打線の出塁を、いかに抑えられるかが勝負の鍵になる。
―自チームのキーマンは。
佐藤監督 主戦青中の出来と、二塁手・又吉の守備の安定感がポイントになる。
松宗監督 主戦加藤を中心に守りから流れをつくる。チーム打率は高くない。全員で、好機をつくってものにしていく。
―どんな試合展開に持ち込みたいか。
佐藤監督 接戦を想定している。勝負どころのスクイズなどを分析し、カウントなどを頭に入れて采配したい。
松宗監督 ロースコアでの勝負に持ち込みたい。1~5回の前半で、守備から流れを引き寄せたい。
―意気込みを。
佐藤監督 試合までの調整をしっかりして、まずは一戦必勝で戦っていく。
松宗監督 選手たちには素晴らしい雰囲気の中で試合ができる喜びを感じてほしい。いつも通りのプレーができるよう、試合に向けて調整していく。