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2025年

塩尻・片丘公民館報「かたおか」100号に 地域の歴史、紙面変遷紹介

2025/08/09
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節目の第100号を手にする成田編集委員長(左)と公民館主事の青柳香奈さん

 塩尻市の片丘公民館の館報「しののめの里・公民館報かたおか」が、最新の8月10日号で第100号になった。昭和56(1981)年11月10日号で創刊し、歴代の編集委員が内容を考えて発行を重ねてきた。節目の紙面は、過去の紙面を振り返り、地域の公共施設の変遷や地域の出来事をまとめた特別編集とした。
 表紙に第1号の表紙を掲載したほか、かつては現在の片丘小学校体育館の場所にあった古い片丘公民館、建設中の長野自動車道、東山山麓線の開通記念パレードなどの古い写真を、同じ位置の現在の写真と並べて掲載した。
 2ページ目と3ページ目は見開きで、地域の大きな出来事や紙面の変遷が分かるように過去の主な紙面を縮小して載せた。平成18(2006)年8月10日の第62号で紙面をカラー化した。館報の記事から地域の大きな出来事を抜粋し、地域で行われていた行事を列挙した。
 初期には、地区内の名所旧跡を紹介したり、各分館の事業報告を載せたりした。文芸コーナーや小学生の詩などもあった。現在も地域の人たちの姿を丁寧に伝えている。
 編集委員長を務める君石区長で君石分館長の成田かち子さんは、市職員である公民館主事の助力を得て、歴代の編集委員が情熱を持ってきたからこそ、発行を続けられたと考える。第100号の紙面を見て「これまで出した紙面からピックアップし、よくまとめ上げたと思う。継続してきたことを伝え、第101号に歩みを進めたい」と話している。
 第100号は8日に配布を始め、順次、地域住民に届けられる。

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