阿部知事が全国知事会長に内定 長野県知事で初
2025/08/08
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全国知事会は7日、任期満了に伴う次期会長候補者の受け付けを正午に締め切り、長野県の阿部守一知事以外に届け出がなく、阿部知事が第16代の会長に内定した。26日の全国知事会議で選任され、現会長の任期が満了する翌日の9月3日付で会長に就任する。
長野県知事が会長に就任するのは初めてで、会長任期は2年間となる。
阿部知事は7日、公務を行っていた飯田市内で報道陣の取材に応じ「身の引き締まる思い。国全体が大きな転換期にある今、地域に根ざした行政を行っている都道府県がしっかり結束する必要がある」と述べ、全国知事会を「日本を前進させる原動力であり、羅針盤である存在にしたい」と抱負を語った。
会長任期中に、知事としての4期目の任期が満了するが、5期目については「白紙」と述べるにとどめた。
阿部知事は令和元年から全国知事会の副会長を、5年から国民運動本部長を務めている。今回の会長選挙は、愛知県の大村秀章知事ら15人の知事の推薦を受けて会長候補者として届け出ていた。