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2025年

紙すき体験「トロトロ」 講座など夏の思い出に

2025/08/08
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 筑北村坂北の村図書館で2日、子供向けの紙漉き体験講座が開かれた。村内の親子8人が参加し、元麻績村地域おこし協力隊伝統工芸班隊員で手漉き和紙職人・作家の木下太尾(本名・良佑)さん(31)=麻績村=の手ほどきで、昔ながらの和紙づくりに親しんだ。
 和紙の繊維の原料となるコウゾと、繊維を均等に混ぜるとろみ材「ネリ」の原料・トロロアオイについて説明を受けた後、はがきサイズの和紙を漉いた。母親と姉妹で訪れた竹鼻藍さん(6)=西条=は「(和紙原料の液体が)トロトロしていて気持ちいい。作った和紙にお絵かきして家族にプレゼントしたい」と話した。
 図書館講座として企画された。木下さんは「普段何げなく使う紙がどのように作られているのか、伝統製法を通じて想像する機会になれば」と願っていた。

木下さん(右)の手ほどきで紙漉きを体験する子供たち

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