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2025年

木曽踊り 国際色豊かに 福島の街 夏の夜彩る

2025/08/08
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 木曽のナァーなかのりさん 木曽のおんたけナンチャラホーイ 夏でも寒いヨイヨイヨイ│。木曽町福島の街なかを彩る風物詩「木曽踊り」が今年も幕を開けた。哀調を帯びた伸びやかな歌声が響き渡り、三々五々集まった住民が踊りの輪に加わる。近年は外国人旅行者の姿も多く見られるようになり、国際色豊かなにぎわいを見せている。
 今年の踊りは2日夜に始まった。そろいの浴衣を着た木曽踊保存会の会員が手本を披露しながら、民謡「木曽節」に合わせてゆったりと踊った。保存会長の越孝弘さんは「手の動きは御嶽山にたなびく雲の姿を表している」と振り付けの由来を説明した。オーストラリア・メルボルンから家族で旅行中のグレースウイットモアさん(41)は「踊りの動きはシンプルだけど意味が深くて美しい」と話していた。
 町文化交流センター前の広小路で9日と13日の午後8時から開催し、誰でも参加できる。かつては8月に連夜実施したが、新型コロナウイルス禍の中断を経て、数夜限定での開催形式となっている。

ちょうちんやぼんぼりが飾られた広場で木曽踊りを楽しむ住民や観光客、外国人旅行者(2日午後8時20分ころ)

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