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2025年

異常な暑さで熱中症患者の搬送急増 4~7月の松本広域局

2025/08/07
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 松本広域消防局管内で今年、熱中症とみられる症状で救急車で運ばれる人が急増している。7月末までに、前年同期比約2倍の185人が搬送された。6月から異常な暑さが続いており、同局は水分をこまめに取るなどの対策を呼び掛けている。

 松本の平均気温が過去最高だった6月は48人(前年同月比27人増)の搬送があった。7月も2カ月連続で平均気温が過去最高となり、この1カ月で120人(同50人増)と激増した。1日で9人を搬送した日もあった。
 熱中症で搬送された人の5割以上が65歳以上の高齢者で、入院の必要がない軽症が7割の137人、3週間未満の入院が必要な中等症が48人で、重症者と死者はゼロだった。
 同局警防課は、対策として▽エアコンや扇風機の利用▽遮光カーテンやすだれの活用▽日傘や帽子の使用▽こまめな水分・塩分の補給▽シャワーやタオルで体を冷やす―などを挙げる。百瀬志郎課長補佐は、看護師などが相談に乗る県救急安心センター「#7119」の利用も促し、「緊急時は迷わず119番で救急車を呼んでほしい」と話している。

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