〝つくる喜び〟 夏休みに体験 木祖村 小学生がブローチ制作
2025/08/07
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夏休み中の子供たちに「つくる喜び」を届けるワークショップ(WS)が6日、木祖村の保健センターで開かれた。村内の小学生を中心に約40人が参加。カラフルな糸や古い着物の端切れなどを使った、自分だけのブローチづくりに挑戦した。
布製品の製造工程で出る端切れや糸を活用することで「モノを最後まで大切にする」価値観にも触れる内容。名古屋市の福祉施設「ひょうたんカフェ」との連携企画で、同施設の利用者が考案した「まる織り」の技法を基に、自由な発想で色と形を編み出した。午前・午後の部に分かれたWSでは、村と名古屋をオンラインでつなぎ、子供たちと施設利用者が交流した。
木祖小6年生の西野日和子さん(11)は青を基調にしたブローチを制作。「夏に合わせた涼しげな色。きれいにできた」と笑顔を見せ「捨てられるはずの材料を再利用できたことがすごい」と感心していた。
村教育委員会主催の課外授業「すくすく倶楽部」や村の放課後児童クラブの参加児童が対象。講師は、同施設での勤務経験がある元地域おこし協力隊で、モノづくりインストラクターの平野らすかる(本名・佑典)さん(35)が務めた。
