松本ぼんぼん 街に熱気 141連7400人 猛暑なんの 踊り手躍動
2025/08/03
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松本の夏を彩る「第51回夏まつり松本ぼんぼん」(実行委員会主催)が2日、松本市中心街で開かれた。昨年より13連多い141連、約7400人が、心躍るサンバ調の音楽に乗って本来の正調の踊りを披露し、松本の街を熱気で染め上げた。
オープニングセレモニーで、実行委員長の齊藤茂行・松本商工会議所会頭代行が「松本の夏の風物詩・松本ぼんぼんを存分に楽しんで」と呼び掛けてスタート。正調の踊りを事前に練習することが参加の条件のため、ほとんどの連がアレンジせず、そろった踊りを披露した。市内出身で都内在住の会社員・田辺雅也さん(40)は「踊りがきれいだった。4歳の息子といつか参加したい」と話した。最後の踊りでは飛び入り参加が解禁され、観光客らも連に交じって踊った。
コンテストは一般と子供の部に分け審査した。最優秀賞の一般は信大人文芸術ゼミ、子供は松本チアチームLUSTERS(ラスターズ)が輝いた。優秀賞はキッセイ(一般)とフルール&クルール(子供)だった。
正調の踊りを指導する師範でもある松本商店街連盟の山田善敬会長は「正しい踊りがかなり浸透してきた。師範を増やし、盛り上げたい」と意欲を語っていた。
