2日に松本ぼんぼん 気合の踊りで街に活気を 伊勢町丸平連
2025/08/01
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松本市中心街で2日に催される夏まつり松本ぼんぼんに、「伊勢町や松本の街を盛り上げたい」と願う若者たちの連「伊勢町丸平」が参加する。伊勢町の婦人服店「ビエン」が実家で、都内でアパレルブランドを営む小林万里さん(36)が連長として率い、姉のプロダンサー・小林悠里(ダンサー名・ちびゆり)さん(37)や都内で活躍する松本出身者ら総勢45人が本来の正調の踊りに磨きをかけ、最優秀賞を目指す。
万里さんは7月半ばに市内であった連長会議で帰省し、パルコ閉店後の伊勢町周辺の人通りが少なくなったことを実感した。東京からの参加組は「松本を知ってほしい」と松本と縁のない友人にも積極的に声を掛けてきた。
万里さんが子供の頃、店の前で見てきた松本ぼんぼんは「むちゃくちゃ騒ぐもの」だった。だが、ここ数年、正調のコンテスト色が強くなるに連れ「ちゃんと習って踊りたい」と万里さんの思いも強くなった。その思いを受け、悠里さんが実行委が今年初めて任命した師範となり、本格的な指導もできるようになった。悠里さんと友人、教え子による松本組と、万里さんや友人らの都内組に分かれ練習を重ねてきた。
悠里さんは「楽しんで声を出して盛り上げ、最優秀を狙いたい」と気合が入り、万里さんは「街ににぎわいを生み出すことを、弟を含めたきょうだい3人で今後も考えていきたい」と話している。
