三郷東部認定こども園の新園舎完成
2025/07/31
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安曇野市が令和5年度から三郷明盛で建設を進めていた三郷東部認定こども園の新しい園舎が完成し、30日に新園舎でしゅん工式が開かれた。鉄骨造平屋の1725平方メートルで現園舎の約1・4倍に広がった。8月18日に使い始める。式典に関係区長や施工業者など約60人が出席し、子供たちが伸び伸びと生活する姿に期待した。

新園舎は、現園舎の約800メートル東に位置している。旧三郷村営住宅の跡地と取得した農地の計約6300平方メートルに建設された。現園舎は、昭和53(1978)年の開園から47年が経過して老朽化していた。総事業費は約16億6400万円。
内装に堀金地域産のアカマツ材がふんだんに使われ、木のぬくもりにあふれている。太陽光発電システムによって園内で消費する電力の一部を賄う。園庭は安心して走り回れるように芝生化した。0歳児と1歳児の部屋を別々に確保し、0歳児の部屋は一部に畳を敷いて安全性や快適性に配慮した。延長保育の専用室も設けた。
太田寛市長は「多様化する保育ニーズに応え、これまで以上に地域に愛される園になれば」と期待した。
同園の移転新築により市立の認定こども園と幼稚園の計19園で耐震化が完了した。