ドメーヌ・ド・ユノハラのシードル、国際コンクールで金賞

　松本市里山辺の追分屋旅館（花岡秀敏社長）が運営するワイナリー「ドメーヌ・ド・ユノハラ」が国際的なシードルコンクール「ジャパンサイダーカップ２０２５」の樽熟成部門で金賞を獲得した。ワイナリーがスタートした一昨年度の秋冬に仕込んだシードルで、関係者は高い評価を得たことに、喜びと手応えを感じている。

　シードルはリンゴを発酵させた醸造酒で、受賞したのは「シードル・バレルエイジド２０２３」。松本市内で生産された５種類のリンゴを使用した。さわやかな酸味のある紅玉やメイポールと、味わいに奥行きを与える、とき、シナノスイートを組み合わせ、ふじも生かした。甘みがありながら、飲みやすい辛口に仕上げた。
　シャンパンの造り方を参考に製造を進め、１年以上熟成させた。花岡社長は「味がぴったりはまった、と思った。じっくり味わってもらえれば」と話していた。
　ドメーヌ・ド・ユノハラのホームページで７５０ミリリットル入り３５９０円（税込み）で扱っている。問い合わせは追分屋旅館（電話０２６３・３３・３３７８）へ。