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2025年

「やまがた」全国3市村が連携 魅力発信へ協定締結

2025/07/31
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 「やまがた」の名が付く全国の3市村でタッグを組み、それぞれの魅力を発信しよう―。岐阜県山県市、山形県山形市、山形村が24日、観光振興や地場産品の発信などで連携する協定(通称・やまがた協定)を結んだ。〝やまがた発見プロジェクト〟と銘打ってSNS(交流サイト)で各自治体のグルメや情報を発信し、物産品を販売する合同イベントを展開する。今秋にはPRに活用するロゴマークを公募する。

 全国的な知名度不足が課題だった山県市が発案し、昨年12月に山県市と山形市が連携協定を締結。今夏に山形村が加わった。企業や自治体が参加し24日に都内で行われた「ネタマッチ合同記者発表会」で調印式があり、3市村の代表者とご当地キャラクターが登壇した。
 発案者の林宏優山県市長は「それぞれ文化や歴史が違う自治体が連携し、元気に楽しく活動したい。各地域の魅力、素晴らしさを知ってほしい」とする。山形村の百瀬繁寿村長は「知名度アップや村に来る人を増やしていくチャンス」と相乗効果に期待を寄せる。山形市の井上貴至副市長は「〝山〟は日本の原風景。標高差があり季節の変化もはっきりしているため、おいしいものがたくさんある。しっかり発信したい」とPRする。
 共同開設したインスタグラム(yamagata_project)でグルメフェアを展開し、9月に山県市の名物のハヤシライス、11~12月に山形村の名物のそば、来年1~2月にラーメン外食費日本一でラーメンの聖地といわれる山形市のラーメンをPRする。合同イベントは10月25、26日に名古屋市の久屋大通公園で予定する。

調印式に参加した山形村の百瀬村長、岐阜県山県市の林市長、山形県山形市の井上副市長(右から)