秋に初開催 ロック音楽イベント 高ボッチFES知って 塩尻・大門でPR兼ね練習会
2025/07/29
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塩尻市の高ボッチ高原草競馬場で今秋、初めて行われるロック音楽のイベント「高ボッチFES」に向けた事前練習会が27日、大門一番町のウイングロードビルであった。立体駐車場の一角を借りて、出演を決めている約30人が、課題曲3曲を演奏した。あえて目立つ場所で練習することで、FESの開催を多くの人たちにPRした。
ホストバンド「ロウボッチーズ」が中心になり、忌野清志郎さんの「JUMP」、スピッツの「空も飛べるはず」、THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)の「TRAIN―TRAIN」を練習した。
ロウボッチーズでギターを担当する矢ケ崎吏浩さん(52)=広丘堅石=は「自分たちが楽しまなければ来る人たちが楽しめない。年齢も性別の関係なく、日本の真ん中で盛り上がりたい」と話した。4歳から60代までの人たちが、大人数での一体感を確かめた。
FESの開催を探る中で、プロ・アマを問わずミュージシャンが集う市内では数少ない場所として、広丘高出のバー・オンザロードが挙がった。店主の米窪直美さん(55)が実行委員会に入り、米窪さんのつても使って出演者を増やしてきた。
出演者は県内外から集まっているが、現在も「絶賛募集中」としている。米窪さんは「塩尻というワードを世界に伝え、こんな面白いことをやっているんだと知ってもらいたい」と意気込む。
ボーカルとギターで著名な三宅伸治さんのゲスト出演も決まった。8月下旬には、JR塩尻駅前での練習を計画している。実行委事務局の市観光プロモーション課・原裕輔さん(46)は「素晴らしいロケーションの中で最高の音楽を奏でることで、高ボッチのことを広く知ってもらいたい」と話している。
詳しい情報は公式サイトに掲載している。