個性光る国産材ギター ディバイザーがブエナビスタで展示
2025/07/29
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ギター製造のディバイザー(松本市笹賀)は9月30日まで、松本市本庄1のホテルブエナビスタでギターを展示している。輸入材が中心の業界で国産材の利用を積極的に進めており、産地や材の背景を踏まえたデザインが魅力の「桜ギター」と、松くい虫被害木を用いて地域課題を発信する「赤松ギター」を紹介している。
アコースティックギターとエレキギターを中心に15点を並べた。桜材のギターは今回のために松本をテーマにデザインし、松本城とスイレンや雪などを合わせて四季ごとに表現。赤松ギターは県内の松枯れ材を生かして節の部分もあえて取り入れ、大南造園(安曇野市)の協力でフレーム内に赤松の盆栽とともに展示して独特の世界観を生み出している。
同社は「ギターに触れたことのない人にも趣味の入り口の一つになれば。ストーリーやバックボーンに基づく丁寧なデザインも楽しんでほしい」としている。
