肥田亭 テヅカ精機が承継 木曽町福島上の段 古民家活用 和食の店 来月1日再出発
2025/07/29
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電子部品製造などのテヅカ精機(木曽町日義)は8月1日、木曽町福島の上の段で和食料理店「肥田亭」を開店する。町の第三セクター・まちづくり木曽福島(現在は解散)が運営、昨年11月に閉店した同名店舗の建物を町から借り、新規に立ち上げた飲食事業部が運営する。
築100年以上の趣ある古民家を活用する。座敷席、テーブル席、いろりの間があり、食器は木曽の漆器や陶器などを中心に取り入れる。厨房機器導入などを含め店舗改装に約2000万円をかけた。訪日客対応で英語の得意なスタッフをそろえた。
食事は木曽の野菜や川魚など地元素材を生かしたメニューを提供。ディナーのコース料理は8000~1万5000円程度、ランチは1500円台からを想定する。
手塚良太社長は▽観光エリアである上の段で空き店舗が生まれることへの危機感▽訪日客の飲食需要の受け皿づくり―などの観点から事業承継を決断。「地元の人からも観光客からも愛される店づくりをしたい」と語る。
ランチは午前11時~午後2時、ディナーは午後5時~10時。水曜日定休(不定休あり)。問い合わせは肥田亭(電話0264・24・0383)へ。
