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2025年

JR大糸線8駅 開業110周年祝う 豊科駅で記念イベント

2025/07/27
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駅開業110周年記念の出発セレモニーを記念撮影する人たち
駅開業110周年記念の出発セレモニーを記念撮影する人たち

 安曇野市内にあるJR大糸線の8駅開業110周年を祝う記念イベントが26日、豊科駅で開かれた。地元高校生のステージ発表、線路の保守・点検で使用する工事車両の紹介、eスポーツの体験などが行われ、多くの家族連れでにぎわった。
 通常は豊科駅を通過する観光列車「リゾートビューふるさと」が節目を祝い臨時停車した。地元の高校生が車内に入り、市内3高校が共同開発した米粉どら焼きを配ったほか、「1日駅長」に就任した太田寛市長が安曇野の魅力を紹介した。出発時には、豊科高校吹奏楽部が「信濃の国」を演奏し、多くの家族連れなどがプラットホームから手を振って見送った。
 豊科高吹奏楽部2年の立山更紗さん(16)は「豊科駅に近い高校なので身近な人たちがたくさん来てくれてうれしかった」と話した。
 110周年を迎えたのは梓橋駅、一日市場駅、豊科駅、中萱駅、柏矢町駅、穂高駅、有明駅、安曇追分駅の8駅で、大正4(1915)年に順次開業した。記念イベントは、市地域公共交通協議会とJR東日本長野支社が共催した。