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2025年

木曽の夏まるごと体験 開田高原で農業インターンシップ

2025/07/27
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 木曽町が主催する農業のインターンシップ(就業体験)が25~27日の日程で、同町開田高原で開かれている。御嶽山麓で夏野菜の収穫などをし、農業や移住に興味がある人に「木曽の夏をまるごと」体験してもらう目的だ。関東や東海から7人が参加している。

御嶽はくさいの収穫や箱詰めを体験する参加者たち
御嶽はくさいの収穫や箱詰めを体験する参加者たち

 26日の午前中は、特産品「御嶽はくさい」の畑で作業した。栽培農家の志水敏春さん(68)に手ほどきを受け、刃物で根元を切って収穫し、箱詰めした。丸々と育った白菜の大きさに苦戦もしながら、熱心に取り組んだ。
 志水さんは「農産物は手間をかけた分、立派に育つなど『お返し』をしてくれる」とやりがいを話した。愛知県から参加した大学生は「刃物でどこまで切っていいかなど難しかったが、楽しくも感じた。将来は農業をやりたいので、現場を体験できるのは貴重」と話した。
 他にソバやトウモロコシの農業体験も行う。県の地域発元気づくり支援金を活用した2年目の企画で、9月5~7日は赤カブの種まきなどをする本年度の第2回を開く。8月1日まで定員9人で参加者を募集しており、詳細や申し込みは町ホームページへ。