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2025年

松商学園が甲子園へ 高校野球長野大会 4年ぶり38回目

2025/07/27
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 第107回全国高校野球選手権長野大会は26日、松本市のセキスイハイム松本スタジアムで決勝を行い、松商学園が佐久長聖を3―1で下して優勝し、令和3年以来4年ぶり38回目の夏の甲子園大会出場を決めた。甲子園大会は8月5日に甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。組み合わせ抽選会は8月3日。開会式直後の開幕戦の組み合わせは、1日にオンライン抽選で決まる。
 松商学園は6回、久保田のスクイズや小林嶺の左前適時打などで3点を先制して流れをつかんだ。先発の主戦加藤が力投し、持ち前の堅守で佐久長聖打線を1点に抑えて競り勝った。
 強豪私立校が顔を合わせた決勝とあって、スタンドは高校野球ファンらで埋め尽くされた。松商学園の優勝が決まるとスタンドは歓喜一色となり、OB会長の召田三博さん(68)=松本市今井=は「選手たちが一日一日大事にしてきた一球への思いがこの大会に表れていた」とたたえた。父母会長の花村貴史さん(50)=安曇野市穂高=は「どんな形でも1点を取りにいく、粘り強い野球を甲子園でも見たい」と大舞台での熱戦に期待した。

4年ぶりに県王座に返り咲いた松商学園。最後の打者を打ち取り、マウンドに歓喜の輪ができた
4年ぶりに県王座に返り咲いた松商学園。最後の打者を打ち取り、マウンドに歓喜の輪ができた