ビーチバレーで全国出場 塩尻中の田中・小松ペア 塩尻市内で初
2025/07/26
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塩尻市の塩尻中学校女子バレーボール部の田中瑠季さん(14)=3年=と小松桃愛さん(14)=3年=が、8月に愛知県碧南市で開かれる2人制ビーチバレーボールの全国大会に、県代表で初出場する。普段は屋内で部活動をしていて、海風の吹く砂地のコートでの試合は初の経験となるが、踏ん張りを利かせて全力でプレーし「日本一を取りたい」と意気込んでいる。
5日に19チームが参加した県予選会で優勝して、全国への切符をつかんだ。リーグ戦で2戦全勝してブロック1位となり、決勝トーナメントは初戦で伊那東部中学校の2年生ペアに勝った。決勝は同校3年生ペアとの対戦で、相手の疲れ具合や表情を読みながら緩急をつけたプレーで得点を重ね、点を取られたときは声を掛けて励まし合い、21-11で下した。県バレーボール連盟によると、塩尻市の中学校がビーチバレーの全国大会に出るのは初めて。
ビーチバレーは部活動の一環で昨年度に始めた。“海なし県”の塩尻市や近隣に砂浜や砂地のコートがなく、校庭の走り幅跳び用の砂場を掘り起こして基礎練習をした。高く跳ぶために、強く踏み込んでも足が砂に沈まない方法を研究中という。
全国大会「HEKINANマンモスカップ JVA第5回全日本ビーチバレーボールU15選手権大会」は8月23、24日に開かれる。2人は「全国にどんなチームがいるのか不安だが楽しみでもある」と期待する。田中さんは「スパイクが決まるように体幹とジャンプ力を鍛えたい」と言い、小松さんは「自分のプレーが全国レベルになるまでしっかりと練習したい」と話している。
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塩尻中学校同窓会は17日、全国大会に出場する田中さんと小松さんに激励金を贈った。