三郷東部こども園 現園舎にお別れ 園児ら感謝の絵描く 新築・移転前に
2025/07/26
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移転新築が近く完了する安曇野市三郷明盛の三郷東部認定こども園(園児137人、黒岩貞孔園長)で25日、年度内に解体される現園舎との「お別れ会」が開かれた。週明けから始まる夏季保育の期間中に新園舎に引っ越すため、園児たちと保護者が遊戯室の床や壁に思い思いのイラストやメッセージを書き、なじみ深い園舎に感謝して別れを告げた。
降園時刻の前、園児たちは思い出をまとめたスライドショーを観賞し、園舎で過ごした月日を振り返った。その後、ロボットや似顔絵、手形など思い思いの絵を床や壁に描き、保護者も「子どもたちの成長を見守ってくれてありがとう!!」などとメッセージを書いた。
園児たちは、思い出深い園庭の桜の大木の枝を材料に作った記念のマグネット用品を持ち帰った。年中児の娘を預けている女性(40)は「園庭の桜や藤の花がきれいで、自然を感じられるすてきな園舎だった。別れるのは寂しい」と話していた。
現園舎は1270平方メートルの平屋。旧三郷村時代の昭和53(1978)年に建設され、市内の公立園の中で最も古い。老朽化を受けて約800メートル東に新築した新園舎が近く完工し、夏季保育最終日の8月20日に開園式を開く。

遊戯室の床や壁に絵を描く園児たち