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2025年

塩尻市の学校給食発祥 キムたくおむすび今夏も セブン―イレブン販売へ

2025/07/25
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「塩尻市学校給食発祥」の文言が入るキムたくチャーハンおむすびを持つ、百瀬市長(右)とセブン―イレブン・ジャパン社員

 塩尻市の学校給食発祥メニューを基に、セブン―イレブン・ジャパンが企画開発したおむすび「キムたくチャーハン」が人気だ。昨夏に4年ぶりに長野、山梨両県の店舗で2カ月限定で販売され、同社によると、エリア限定で販売する他の商品の2倍以上の41万個を売り上げた。今年も「発酵の日」の8月5日から長野県内全約460店舗で販売し、定番商品となるよう通年販売を目指している。

 おむすびは、豚肉と白菜キムチにたくあんを使った炒めご飯。今回は豚キムチにこうじ甘酒を加え、肉のうまみとコクを向上させた。市が平成14(2002)年から小中学校の給食で提供する「キムタクごはん」が基で、同社は24年~令和2年と昨年に改良を重ねて販売した。市周辺の店舗オーナーからは、通年販売を求める声があったという。
 給食のキムタクごはんはまぜご飯で、年2回は子供たちが食べる。今回、参議院議員選挙の期日前投票に併せて実施した児童の模擬投票「給食総選挙」で2位と根強い人気を誇る。学校給食としては現在、北海道~沖縄県の広範囲で親しまれている。
 キムタクごはんを食べて育った世代が親になっていることも踏まえ、同社商品本部マーチャンダイザー・豊島淳志さんは「お子さんも、昔食べた親御さんも手に取ってほしい」と話す。価格は税込み183円。24日の定例記者会見で、百瀬敬市長は「自校給食に力を入れている市のブランドでもある」と述べ歓迎していた。