極わせリンゴの恋空　ＪＡあづみ管内で出荷始まる

　リンゴ栽培が盛んなＪＡあづみ管内で２４日、県内トップを切って今季の出荷が始まった。極わせ品種の「恋空」が例年並みに収穫期を迎え、同ＪＡは初日、松本市梓川梓の果実南部選果所で約１８０ケース（１ケース１０キロ）分を選果した。２５日から順次、店頭販売される。
　職員が傷の有無や色づき、大きさや熟度などで等級分けし、箱詰めした。今季は管内約２０軒の生産者が恋空を栽培し、約３０９０ケース（前年度実績２３９３ケース）を地元や東京、大阪方面に向け出荷する。
　同ＪＡりんご部会の佐原茂部会長（６３）は「春先の凍霜害はなく、暑さや豪雨の中にも順調に育った」と話し、「恋のような甘酸っぱさが魅力の味わいに心和ませてほしい」と消費意欲に期待した。