奇祭・みこしまくり 豪快に 福島・水無神社 縦・横 激しく転がす
2025/07/24
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木曽町福島の水無神社の例大祭2日目となった23日、白木のみこしを激しく転がして(まくって)壊す「みこしまくり」が行われた。担ぎ手の男衆・枠持が、約400キロあるみこしを豪快に転がした。
国道19号・関町交差点付近で午後5時半すぎ、みこしを横に転がす「横まくり」が始まった。「そうすけ!こうすけ!」の掛け声とともに、何度もみこしが路面にたたきつけられ、大きな衝撃音が響いた。
沿道では、木曽ならではの奇祭を目に焼き付けようと多くの見物客が集まり、時折散らばるみこしの破片をお守りとして拾っていた。
みこしを率いた精進の一人、徳武淑雄さん(57)は「精進を務めるのは2回目。落ち着いてしっかりと役目を果たし、後進につなぎたい」と話していた。夜にはさらに激しい「縦まくり」が行われ、祭りがクライマックスとなった。
