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2025年

山形じゃんずら、PRに一工夫 若者がフォトスポット制作

2025/07/23
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 山形村の夏祭りを盛り上げる10~20代の若者ワーキンググループ「じゃんずらぷろじぇくと(略称・じゃんぷろ)」が、8月14日に開かれる「夏祭り山形じゃんずら」に向け、フォトスポットを制作した。祭り名物の花火をデザインしたパネルで、今月中旬から村農業者トレーニングセンター入り口に設置している。地域の人が自由に写真撮影を楽しむことで村全体で祭りムードを盛り上げ、たくさんの人に写真をSNSで発信してもらって祭りPRにつなげようと初めて取り組んだ。

 縦横2メートル弱の黒いパネルを夜空に見立て、色とりどりの紙テープで大輪の花火を表現した。祭りの名前と開催日を載せ、撮影の時に手持ちできる小道具を用意してある。村イメージキャラクター「やまっち」のパネル、じゃんぷろメンバーがデザインしたうちわ、長芋、スイカといった特産品を題材にしたキャラクターも添えた。
 じゃんぷろ内のPR班メンバーが中心になり、今月初めに村教育委員会で職場体験学習に取り組んだ組合立鉢盛中学校2年生が制作に協力した。PR班の佐竹かなでさん(26)=小坂=は「地元が好きなので、村が盛り上がる役に立てたらうれしい」と話す。
 じゃんぷろの活動は3年目を迎え、今年は中高生や大学生、社会人10人が参加する。主に祭り当日のプレイベント(午後4時半~6時半)を運営し、うちわを使って子供たちが遊べる企画を考えている。今年からじゃんぷろのインスタグラムを開設し、PRにも力を入れる。リーダーを務める鉢盛中1年の荻上晴大さん(12)、同1年の齊藤果歩さん(12)は「みんなが楽しめ、自分たちも楽しめる祭りにしたい」と話している。

祭りを盛り上げるフォトスポットとじゃんぷろメンバーたち