高ボッチ高原の外来植物駆除 塩尻市民ら120人が汗
2025/07/22
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塩尻市のボランティア団体・市自然保護ボランティアと市は21日、市郊外の高ボッチ高原で外来植物を駆除する環境美化の催し「みんなで守ろう高ボッチ高原の自然」を開いた。「海の日」の恒例の催しで、市内41企業・団体と個人の計約120人が青空の下で作業に汗を流した。
草競馬場そばの第1駐車場から管理棟・でいだらボッチ館がある第2駐車場までの直線距離で約1キロの間の草地を歩き、外来種のヒメジョオンやハルジオンほか、最近増えているシロツメクサも駆除した。父親と初めて参加した塩尻西小学校6年生・草野凪叶君(12)は「地元なのできれいにして、たくさんいろんな人が来て、憩いの場所になれば。景色が良くてすがすがしい」と話した。
大勢の市民が参加する高ボッチ美化の催しは平成8(1996)年に始まり28回目。月2回、遊歩道の草刈りなどに取り組む自然保護ボランティアの代表世話人・大川恒子さん(78)は「日ごろの活動の成果で外来植物は減ってきた。放っておいてはだめで、自然保護の大切さを知ってほしい」と語った。
