ロボット作り 児童夢中 塩尻・えんてらすでWS 5地区公民館が主催
2025/07/22
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塩尻市の北部交流センター・えんてらすで21日、小学生を対象にしたロボット作りのワークショップ(WS)が開かれた。吉田、広丘、片丘、高出、大門の5地区公民館の主催で、午前と午後の各講座に1~6年生の計約40人が参加し、自由で豊かな発想からロボットを製作、操縦する体験をした。
来月30日に長野市で開かれる小学生ロボコン2025の県予選会に向けた企画で、予選会場の長野工業高等専門学校の春日貴志教授や学生が講師を務めた。制限時間は2分で、ロボットを操縦してフィールドに散らばる紙コップの「土台」や割り箸の「橋」を組み合わせ、より大きな橋を架ける課題で得点を競う。
子供たちはロボットの足回りの作り方を学び、牛乳パックやペットボトルの空き容器、段ボールで本体を作り、モーターを取り付け動かしてみた。理科が好きだという広丘小5年の長﨑千織さん(10)は「車をモチーフにしたロボットで動きがスムーズにできた。動くと感動する」と話した。
広丘公民館の分館合同事業として令和3年に始まり5年目。今年は大門が加わった。昨年はロボット製作の全国大会に吉田小6年男児が2年連続出場、県予選会で優秀賞だった桔梗小4年男児も別のロボット選手権に招待選手で出て活躍した。
主管の吉田公民館の太田聡志主事(42)は「(ものづくりを通じて)地元に愛着を持ち、未来の科学者が出てほしい」と期待する。