心躍る昆虫標本 松本・アカデミア館で夏休み企画展 梓川のチョウなど紹介
2025/07/20
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松本市梓川倭の梓川アカデミア館で19日、チョウやクワガタムシ、カブトムシなどの標本を紹介する「夏休み昆虫展」が始まった。チョウを国内外で採取し、梓川下流域での生息調査に長年取り組む髙橋清英さん(64)=梓川梓=が昨年、一昨年と個人で開いた昆虫展が人気を集め、今年は同館の企画展として開催。初日は初の標本作りワークショップ(WS)があり、親子連れが身近な地域の昆虫に親しんだ。8月11日まで。
梓川下流域のほとりで採取したチョウ66種、世界の美しいチョウ、国内外の甲虫など数百種類が並び、見学した子供たちは「図鑑で見たことある」と喜んだり、好きな昆虫をじっくり観察したりした。
WSは親子11組がチョウやカミキリムシを標本にした。特徴が分かるように羽や触角、脚を丁寧に整えて板に固定していき、岡田小学校2年の山科啓悟君(7)は「昆虫が好きだから楽しい」と興味津々だった。梓川中学校1年の佐倉みず希さん(13)は「チョウのもふもふした感じや種類ごとに色や形が違う面白さが分かった。自分でも標本作りをやってみたい」と話した。
髙橋さんは「身近な自然や生き物に親しむきっかけになれば」と願っている。入場無料。午前9時~午後5時。
