0000日(木)
2025年

御神木運ぶ林鉄模型 発売 上松町観光協会 かつての雄姿伝える

2025/07/16
後で読む

 上松町観光協会は11日、町内で6月に開かれた伊勢神宮式年遷宮の奉祝行事・御神木祭を記念し、かつて山で切り出されたご神木を搬出した森林鉄道の雄姿を伝える模型「御神木祭記念ボールドウィンフィギュア」を発売した。
 森林鉄道全盛期に花形車両として活躍したボールドウィン号が、2本の御神木を積んで木曽川の鬼淵鉄橋を渡る姿を、実際の歴史に脚色も加えてデザインした。台座は木曽ヒノキを使用し、イメージとして背景に木曽駒ケ岳の写真を配した。ケース、県松本盲学校の協力で作られた水引付き。サイズは幅約20センチ、奥行きと高さ約10センチ。
 企画製造は上田市の会社・プレストのホビー事業部が手掛けた。税込み5000円で100個限定。
 協会の立野直緒さんは「御神木祭、森林鉄道という地域の大切な歴史、記憶を後世につないでいくきっかけになれば」と話している。
 このほかに記念グッズとして、木曽ヒノキを使った「御神木祭記念切符」(税込み2000円、森林鉄道乗車券付き、200個限定)も販売中。赤沢自然休養林内の飲食施設・せせらぎの里赤沢と、赤沢森林鉄道改札口で販売している。問い合わせは協会(電話0264・52・1133)へ。

御神木祭と森林鉄道の歴史を伝える模型