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2025年

当事者と福祉を学ぼう 豊科で13日に「まるっとふくし!」 展示とトーク 穂高では作品展も

2025/07/12
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 「福祉」ってなんだ?―。障害や疾患のある子どもとその家族を支援する安曇野市の市民団体・ピアサポートShuShuは13日午前10時半~午後3時、安曇野市豊科南穂高の安曇野スイス村サンモリッツで、イベント「まるっとふくし!」を開く。福祉の意味や概念を考えるきっかけづくりへ初めて企画した。市内の生活介護事業所や就労継続支援B型事業所など12団体がブース出展し、自主製品を展示、販売する。午前11時からと午後1時半からの2回、当事者や支援者が対談する「トークセッション」を催す。
 同市穂高の穂高交流学習センターみらいで、作品展を同時開催する。医療的ケア児の日常を捉えた写真など4個人・団体の作品を集めた。
 ShuShuの仲谷さやか代表(47)が、碌山公園研成ホールで毎月開く「おしゃべり会」で当事者の声を聞く中で発案した。「福祉は特定の誰かのためのサービスではなく、誰もが暮らしやすくなるための身近なものなんだということをみんなが感じられる一歩にしたい」と来場を呼び掛ける。
 作品展は22日まで。いずれも入退場自由。

22日まで開かれている展示会。福祉への理解を促す多彩な作品が並ぶ