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2025年

安曇野市穂高有明の「こだまの会」 童謡唱歌の継承へ 合唱会100回に

2025/07/11
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 JAあづみ有明年金クラブが主催する「童謡唱歌こだまの会」の合唱会が9日、100回目を迎えた。平成27(2015)年7月に発足して以後、月に一度、愛好者が集い、交流を深めてきた。活動拠点となっている安曇野市穂高有明の同JA有明出張所で記念の催しを開き、会員ら約50人が節目を祝った。
 童謡・唱歌を次世代へ歌い継ぎたいと会を立ち上げ、主導してきた故会田友良さん(昨年末に83歳で死去)に黙とうをささげた。29年に会の名称を改めた際、発起人の一人で現代表の矢野口陽一さん(74)が作った詩「こだま」に、同じく発起人で歌唱指導を担う野本貞子さん(77)がこのほど節を付けた「こだま」を歌い上げた。100回目を迎えるのに当たり、2番も設け、有明山のある風景をイメージしながら完成させた。
 季節を感じながら声を合わせてきた曲目は160曲に上る。親ぼく旅行などイベントも通じ、生きがいづくりにもつなげてきた10年をスライドで振り返った。矢野口代表は「子どもたちの口から童謡・唱歌が聞こえてくるまで、元気に活動を続けていこう」と呼び掛けた。

活動意欲につなげた100回記念の合唱会