若者たち、真剣に一票 あがたの森に移動期日前投票所
2025/07/10
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20日投開票の参議院議員選挙で、松本市選挙管理委員会は9日、あがたの森公園(県3)に路線バスを利用した移動期日前投票所を設けた。学校帰りの高校生や近隣住民など140人以上が利用し、自らの選択を一票に託した。

市の路線バス「タウンスニーカー」に使用されている34人乗りの中型バスに、県区と全国区比例代表の投票箱が設けられた。立会人は若者の投票率向上を図る信州大学の公認サークル「VOTERS(ボーターズ)」の信藤賢治代表(20)=経法学部2年=と雨宮さち副代表(20)=同=が務めた。学校や仕事帰りに立ち寄る人の姿もあり、真剣な表情で票を投じていた。
近くの松本秀峰中等教育学校6年(高校3年)の茂木菜々子さん(18)=松本市惣社=は学校帰りに立ち寄った。「公民館に行くより近く、投票に出掛けるきっかけになった」と話していた。
市選管の赤羽正弘委員長(82)は「若い皆さんの思いを政治に取り込むべく手だてを尽くしたい」と話していた。
11日には松本大学(新村)と信大松本キャンパス(旭3)にも設ける予定。