手作り昼食に子供歓喜 朝日・カレー大作戦、活動3年目
2025/07/10
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朝日村の有志団体や飲食店が手作りしたカレーライスなどを昼食に提供し、子供たちや住民の居場所づくりにつなげる「朝日村カレー大作戦―みんなの食堂プロジェクト」(全10回)が5日、古見集落センターを皮切りに始まった。活動は3年目を迎え、初回から親子連れや友達同士で遊びに来る子供たちでにぎわった。食を通じて子供、保護者、地域の人がよりつながる場になるよう、本年度は平日の夕方(9月18日、10月17日)に開催したり、子供たちが調理をする回(11月22日)を設けたりして新たな試みを進める。
初回は古見区の有志でつくる「コミコミみんなの食堂」(二茅富子代表)が、「ごはんによく合う夏シチュー」を約130食分調理した。ズッキーニ、ジャガイモなど夏野菜がたっぷり入り、ご飯には七夕にちなんで星形のニンジンを飾った。
会場で同じ学校の友達と昼食に味わった朝日小学校6年の男児2人は「めちゃくちゃおいしい」と大喜び。子供たちは会場に用意された遊び場で自由に遊び、にぎやかなひとときを過ごした。企業などから寄せられた食料品や日用品を配布するフードドライブ事業も行った。
来場者と作り手の交流促進を願い、作り手へのメッセージを書くコーナーと投かん箱を新たに用意したところ、「いつも家族みんなで楽しみにしています」などと温かいメッセージが寄せられた。
主催者の村教育委員会から委託を受ける村社会福祉協議会が中心になって運営し、12月中旬まで公民館や集会所で開催する。食材の寄付を随時受け付けている。問い合わせは村社協(電話0263・99・2340)へ。
