0000日(木)
2025年

松本空港チャーター便 韓国に6年ぶり運行 9月13、16日に2往復4便

2025/07/09
後で読む

 県営松本空港と韓国・清州(チョンジュ)国際空港とを結ぶ双方向による国際チャーター便が9月に就航することが決まった。松本空港の国際チャーター便は新型コロナウイルス禍で運航を見合わせていた時期があるため、韓国との国際チャーター便が運航されるのは6年3カ月ぶりとなる。
 松本青年会議所(JC)による団体ツアーで、空港活性化に取り組む同JCと県、アルピコ長野トラベルが連携して誘致に取り組んできた。韓国の航空会社・エアロK航空が運航し、機材はエアバスA320―200(180席仕様・最大100席使用)を使用する。
 2往復4便が運航され、9月13日午前11時に松本着、正午に松本発、同16日午前11時に松本着、正午に松本発の予定となっている。
 県営松本空港の国際チャーター便は、平成8(1996)年度から昨年度までに231便が運航され、就航先は韓国が最多の82便となっている。令和元年度には過去最多の44便(うち韓国は42便)が運航されたが、新型コロナウイルス禍により2年度から5年度までは「運航ゼロ」の状態が続いていた。
 松本青年会議所が、松本空港からのチャーター便で海外事業を行うのは初めてという。同JCまつもと空港2・0委員会の岩下治弘委員長(35)は取材に「松本空港からさまざまな場所へ就航して、空港の利便性が上がり、活性化することを目指している。松本空港から国際チャーター便が飛ぶことを多くの市民、県民に知ってもらい、活性化の動きをつくっていきたい」と話した。