0000日(木)
2025年

ホテルニューステーション まち歩き企画スタート 謎解きで松本の魅力体感

2025/07/04
後で読む

 松本駅前のホテルニューステーション(松本市中央1)が、松本市中心街を「謎解き」をしながら散策する企画を始めた。「謎解きマツモト街歩き」と題し、神明町、本町、大名町、伊勢町にスポットを当て、その周辺を巡って解ける問題を来春までに4回にわたって無料で提供する。ホテルの小林篤史社長(41)は「親子で謎解きをしながら、新しい街の魅力を発見してほしい」と話す。
 ホテルは地元以外の宿泊客が多く、「地元の人たちにもホテルを知ってもらいたい」という願いもあり企画した。
 信州大学の謎解きサークル出身者が運営する会社に謎解きの制作を依頼。6月下旬から始まった1回目は松本駅から神明町がエリアで、街灯や松本駅にある看板などを題材に答えを導き出す「地元密着の謎」が出題されている。
 謎解きの用紙は新聞に掲載したり、6月28日に開かれた市街地回遊イベント・おさんぽフェスや同ホテルで配ったりして、既に十数人がトライしている。クリア特典として、抽選でホテルのペア宿泊券や5000円分の食事券などが当たり、参加賞で松本の菓子がもらえる。
 小林社長は「大型店の閉店で寂しくなったと言われる中心市街地で何か面白い企画ができたらと考えた。新しい店を知り、これをきっかけに街に通ってもらえるようになったら」と願う。

神明町周辺の1回目の謎解きの用紙を手にする小林社長