御嶽山開き 頂上に歓声 黒沢口・王滝口 規制解除
2025/07/02
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御嶽山(長野・岐阜県境)は1日、今夏の山開きを迎えた。木曽町側の黒沢口登山道から山頂・剣ケ峰(3067メートル)へと、王滝村側の王滝口登山道から王滝頂上(2936メートル)への立ち入り規制が、それぞれ解除された。王滝頂上から剣ケ峰(八丁ダルミ経由)や黒沢十字路に至る2経路の規制は「安全確保ができ次第」解除される。
木曽町側では午前8時、町職員らが山頂まで約500メートルの地点で登山道をふさいでいたロープを外した。木曽警察署員で編成する山岳高原パトロール隊員らが立ち会った。待ちかねた登山者が早速、剣ケ峰に向けて歩みを進めた。
今季最初の登山者として山頂に立った、いずれも愛知県一宮市の医療従事者・原一輝さん(24)と川治詩音さん(24)は「晴れた日は職場から御嶽山が望める。いつか登りたかった山。今日は乗鞍も富士山も見えて最高のロケーション」と満足そうだった。その上で「活火山であることも忘れてはいけない。自分が立つ場所も決して安全ではないことを意識した」とも話していた。
規制の解除期間は黒沢口、王滝口登山道とも10月15日まで。
