第50回玄蕃まつり練習に熱 26日開催 52連参加 昨年から倍増
2025/07/01
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塩尻市の大門商店街で26日に開催される第50回塩尻玄蕃まつり(実行委員会主催)に向けて、踊りに参加する連の練習が始まった。50回の節目とあって、今年は初参加のほか地元の大門地区外からの参加や、新型コロナウイルス禍で見合わせていたが復活した連も目立つ。初参加の連は本番で息の合った踊りを見せようと練習に熱を入れている。
初参加の片丘小学校は6月29日、校内で児童と保護者が練習を行った。当日は約80人で踊る。まつりに行ったことはあるものの、地区外のため踊りは初めてという児童がほとんどで、普及員の本堂あゆみさんから動きを一つずつ教わった。「玄蕃之丞の踊りなので、キツネをイメージして」とアドバイスを受けていた。連長を務めるPTA副会長の中嶋由敬さん(42)は「玄蕃之丞はどんなキツネかも学び、塩尻について理解を深めるきっかけにもなれば」と願う。
同じく初参加の桔梗ソフトテニスクラブも28日、小中学生の選手が市中央スポーツ公園で練習した。本番ではそろいのTシャツで出場を予定する。これまでは地区の連で踊ることが多かったという塩尻東小学校4年の安原悠愛さん(9)は「いつもと違うので楽しみ」と話していた。
実行委事務局の塩尻商工会議所によると、今年の参加連は昨年から倍増して52連となっている。初参加のサークルや学校、新型コロナ禍で参加が途切れていた企業や施設の連の復活が目立つ。4日には市民交流センター・えんぱーくで連長会議が開催される。