美ケ原高原へ急坂力走 松本で自転車レース
2025/06/30
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松本市の浅間温泉から美ケ原高原までの標高差1270メートル、全長21.6キロを駆け上がる「ツール・ド・美ケ原高原自転車レース大会2025」が29日に開かれた。国内外から1163人がエントリーし、上り傾斜が最大で20%ある「激坂」などが待ち受ける登坂コースに鍛え上げた脚力で挑んだ。
セキスイハイム松本スタジアム前をスタートして温泉街を抜けるとすぐに急登坂で、チャンピオンクラスの出場者は上りとは思えないスピードで通過していった。
温泉街では多くの地元住民や観光客が「いってらっしゃい」「頑張って」などと声援を送り、手を振って応える出場者もいた。
チャンピオンクラスで6位入賞した安曇野市豊科の長谷川武敏さん(33)=四賀村レーシング所属=は「すごくいい天気で気持ちよく走れた」と喜んでいた。
一般男子A(16~20歳)で優勝した松本市桐の松崎一勢さん(20)=信州大学理学部3年=は「思っていたより走れてタイムも良かった」と話していた。
市や松本商工会議所、松本観光コンベンション協会などでつくる実行委員会の主催で26回目となった。実行委員長を務めた浅間温泉観光協会の二木伸次会長(59)=松本市浅間温泉3=は「360度見渡せるパノラマや豊かな自然などの美ケ原の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と願っていた。
