めでたさ5倍!7ぞろい喜寿 令和7年7月7日に77歳
2025/06/25
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令和7年7月7日に77歳―。松本市波田の元会社員・菅沼信孝さんは、間もなく「7」が五つ並ぶ誕生日を迎える。幸運の数字が山盛りの喜寿を前に「こんなにそろうなんて」と驚く。家族は行き先を明かさず、お祝いの旅行を計画している。

独立して離れて暮らす娘2人が主導し、これまでに2回の「プレゼンテーション会議」をして、お祝いの計画を練ってきた。「それぞれが自分がしたいこと、行きたい場所を言い合っているだけ」と菅沼さんは笑うが、自分のためにそこまで考えてくれるのは「うれしい」と照れる。
昭和23(1948)年生まれ。愛知県岡崎市で育ち、東京の大学を卒業して富士電機に就職した。松本工場が初任地で、昭和50年5月5日に結婚した。5月5日は「大型連休なら親戚が結婚式に集まりやすい」という程度の意味だったが、それから50年。菅沼さんの喜寿と夫婦の節目が重なり、5月5日には金婚式のお祝いもしてもらった。
近年の7月7日前後は夫婦で北海道を旅行していることが多かったが、今年は娘たちの計画に委ねる。秋に本格的な家族旅行を予定し、誕生日当日は「松本から車で行かれる距離で1泊」とだけ聞かされているという。
妻の恵子さんは「今でもお父さんを大事にしてくれている」と家族の和を喜ぶ。菅沼さんは「みんなが計画をしてくれて、自分が元気でそれに応えられることもうれしい」と感謝する。