開田高原で植樹 未来託す 閉校の中学思いカエデも 木曽馬の里入り口に
2025/06/25
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木曽町開田高原の木曽馬の里入り口の伐採跡地で24日、「開田高原植樹祭」が開かれた。地域住民や開田小・中学校の児童生徒ら約90人が参加し、レンゲツツジ300本のほか、町内3中学校統合(来年度)に伴い閉校予定となっている開田中のシンボルツリーとしてカエデを植えた。
開田高原地域協議会が県地域発元気づくり支援金を活用して主催した。神田肇会長が「この丘が開田高原の顔となるよう願いを込めて植樹してほしい」とあいさつして始まった。
カエデは約3メートル。小高い丘の上に、開田中の3年生らがシャベルやくわで穴を掘り、根を埋めて丁寧に土をかぶせた。日付などを記した標柱も立てた。生徒会長の千村涼太さん(14)=3年=は「母校の閉校は悲しいが新たなスタート。在校生たちは新しい学校で頑張ってほしい」と話していた。
植樹は2カ年の計画で、来年はカエデやシラカバ約100本を植える。
