木曽の魅力１泊２日で堪能　鈴木ともこさん企画のイベント

　漫画家で松本市観光アンバサダーの鈴木ともこさんが企画から関わる体験型の観光イベント「エンジョイ木曽ツアー」が２１、２２日の２日間あった。主に県外を中心に１１人が参加。「木曽応援団長」を自認する鈴木さんとの交流も楽しみながら、１泊２日で新緑の木曽の文化や風土、味覚を存分に堪能した。
　薮原宿（木祖村）から鳥居峠を越えて奈良井宿（塩尻市）まで散策し、福島宿（木曽町）では郷土菓子「朴葉巻き」に舌鼓を打った。薮原宿では、伝統工芸品の「お六櫛」作りをじっくりと見学し、櫛の歯を一つ一つ丁寧にのこぎりでひく職人技に熱い視線を送った。
　「木曽の魅力を味わい尽くす！」と銘打ち、木曽おんたけ観光局が催すツアーは昨年６月に初めて実施し、今回が第４弾だった。鈴木さんは「お六櫛ひとつを取っても、知って、愛着を持ってもらうことが木曽の魅力の実感につながる」と話し「『木曽が好き』との思いで再訪してもらえるファンが増えてほしい」と期待していた。