愛犬の訓練成果披露　安曇野・穂高で大会

　日本警察犬協会県支部は２２日、安曇野市穂高北穂高のデンソーエアクール穂高工場グラウンドで、愛犬の訓練技術を競う第３０回信州訓練チャンピオン決定競技会を開いた。県内外から、飼い主や訓練士らと共に７５匹が出場し、日頃励んだ訓練の成果を披露した。
　人間の足跡を迷わずに追う「追及」、複数ある布の中から対象の匂いを嗅ぎ分けて当てる「選別」、人間の左側に付いて行進したり障害物を跳び越えたりする「服従」、仮想の容疑者を見つけて袖にかみつく「警戒」の４科目で行われた。出場者たちは愛犬と呼吸を合わせて臨み、減点方式で同協会本部審査員の審査を受けた。
　大会は安曇野市内で毎年行われており、参加者同士が情報交換したり刺激を受けたりする場になっている。同協会県支部の小林光男支部長は「訓練はしつけから入る。訓練を楽しむ愛犬家を増やしたい」と大会に寄せる思いを語っていた。