松本・清水小学校でタイムカプセル開封 24年前の自分と「再会」
2025/06/22
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松本市の清水小学校の平成13(2001)年度在校生が24年前に開校50周年事業で埋めたタイムカプセルを掘り出す「開封の会」が21日、同校で開かれた。当時の在校生や教諭ら約150人が集まり、タイムカプセルから出てきた未来の自分に宛てた手紙や当時の写真を見て、懐かしがった。
中庭でタイムカプセルを掘り出した。土の下から現れたコンクリート製の厚いふたを持ち上げ、中からカプセルが取り出されると歓声が上がった。当時6年生だった会社員・吉池彩子さん(35)=東京都=と主婦・木下蘭さん(35)は=茅野市=は手書きのカードを見せ合い「親友のところにお互いの名前が書いてあるよ」と笑い合った。3年生だった島田真衣さん(32)=東京都=は「作文に獣医師になりたいと書いてあった。看護師として働いているので遠からず夢がかなっていてうれしい」と笑顔を見せた。
当時の児童会長で、実行委員長の柴谷和幸さん(36)=松本市高宮中=は「開封できてほっとした。今回つながりを持てたことが一番の宝物」と話し、校長だった遠藤博久さん(81)=同市大村=も「この交流が続いていってくれたら」と願っていた。カプセルの中身は8月末日まで清水小で保管している。
