中信美術展 意欲作一堂に 松本市美術館で始まる
2025/06/22
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松本平を代表する美術公募展・第77回中信美術展(中信美術会主催、松本市共催)が21日、松本市中央4の市美術館で始まった。10~90代の幅広い年代から寄せられた絵画や彫刻など個性豊かな273点がそろい、来場者が一点一点足を止めて見入っている。29日まで。
日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、中信美術会会員と一般、ジュニアの作品が並ぶ。絵画では風景や人物を確かな構図で捉えたり、イメージを加えたり、絵肌にもこだわって表現。躍動感あふれる彫刻や熟練の技術が光る工芸作品なども見応えがある。
今回は15~19歳のジュニア枠の出品が32点と多かったという。同展運営委員会の中村勤委員長は「若い世代の斬新な表現から中央で活躍するベテランの作品までバラエティーに富んでいる。充実した展覧会を楽しんでいただければ」と多くの来場を呼び掛けている。
入場無料。22日午前10時からギャラリートークがある。23日は休館。
